はかり組み木
- 林野庁長官賞
- グッド・トイ2024
メーカー/輸入企業 | 平山はかり店(秋田県) |
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主な素材 | 広葉樹、杉 |
製造国 | 日本 |
販売開始 | 2023年9月 |
概要 | 「はかり組み木」は、四角い穴が開いた棒「あなっこ」に、細長い「ぼっこ」を差し込み、バランスをはかりながら組み立てる玩具です。天秤ばかりのように均衡する位置を探りながら組み立てる中で、自然と集中力やバランス感覚が身に付き、出来上がる形は無限大です。「あなっこ」は広葉樹、「ぼっこ」は秋田杉から作られており、木材の香りや感触、重さの違いを体感できます。遊びの中で秋田の山々の豊かさ、自然に触れてください。 |
開発経緯 | 明治元年創業の秋田能代のはかり屋が、代替わりをきっかけに木都らしい木の玩具を作ろうと思い立ったのが2017年。野出正和氏がバランスをはかる玩具をデザインも、木の柔らかさから加工がうまくいかず、樹種を変えたり加工を工夫(あなっこは2パーツ接着)し、たくさんの方々の協力のおかげで2023年9月完成販売となりました。秋田の自然を感じながら、子どもも大人も一緒に楽しめる「はかり組み木」となりました。 |
桜美林大学芸術文化学群 准教授/ ヒューマンセンタード デザイン専門家 |
選考委員の講評コメント 広葉樹の「あなっこ」と細長い針葉樹(秋田杉)の「ぼっこ」は、はかりのように微妙な重さとバランスを考えながら 一つずつ丁寧に組みたてて遊びたくなるおもちゃです。 異なる樹種の部品は硬さ、重さ、香り、木目、叩いて出る音が異なり、秋田産の木の特徴を五感で感じながら遊ぶことができます。 穴に差し込む方法を工夫してさまざまな形の立体物を創造しながら遊ぶことも楽しいのではないでしょうか。 印象に残る真っ赤なパッケージと「平山はかり店」のロゴタイプデザインは作り手の誇りとこだわりを感じさせます。 おもちゃの信頼性やブランド力をより一層向上させ、購入した消費者の満足感や喜びを演出する効果が期待されます。 |
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河田 美智子 |
おもちゃコンサルタントの推薦コメント 明治元年創業、秋田能代のはかり屋さんが小さな秋田の『山』をイメージした組み木を作った。 はかり組み木は『ぼっこ』『あなっこ』の部品で構成。ぼっこは秋田杉、あなっこは秋田産広葉樹(ブナ/ヤマザクラ)角度の違う穴が2つ空いている。 バランスの位置を探りながら差し込んでいく。手先を使い集中力、予測する思考力を育む。 部品の材は、かおり・触感・重さの違いを組んでいく中で自然に体感できる。 |